最後の授業 ランディ・パウシュ著

ネットサーフィンでこの著者の事を知りこの本を読んでみることにしました。
 
本よりもインターネットのユーチューブの動画の方が有名かもしれません。
 
癌が発覚して余命数ヶ月しかなく、その間どのように生きたらよいかを実践されています。ドキュメントです。
大学の優秀な40代半ばの教授なのですが型破りなエンターティナー的な人物で面白い人だと思います。
夢を実現させてきたことを学生のため、子供のためにプレゼンし、最後の授業とします。
とにかく前向きですが、葛藤している様子も正直に書かれています。
 
印象に残ったところは
スーパーのセルフレジでミスして2重払になってしまい店の人に修正してもらうのに10分か15分かかってしまいそうだったのですがそのまま15ドルほど払うべき金額の2倍払って、訂正してもらう時間を待たずに人生の時間を買ったというエピソードがあり残された時間が切実にもうないことが表現されています。その10分も無駄にしたくない15ドルほど余分に払って10分待たないですむならとっとと払って残り少ない人生の10分をほかの事をするということだと思います。
 
その他時間の管理についてや
幸運は準備と機会がめぐり合ったときに起こるという古代ローマの哲学者セネカの言葉
を使ったり、すべての瞬間を楽しむなどいろいろな言葉を使って伝えようとしていました。
残り少ない人生にめいいっぱい伝えたいことを言いたい感じがわかります。
 
とても勇気付けられる内容なので
癌の人はもちろん、その家族、そうでない人にも
多くの人に知ってもらいたいと思います。