「肝臓のはなし」竹原徹郎著

健康診断で血液検査による肝臓の数値が悪かったので

肝臓のことを調べてみようと手に取りました。

 

肝臓の歴史的なアプローチから触れ

よく知られている「沈黙の臓器」と言われ病気が進むまで症状がでないこと

など興味深く読みました。

改めて肝臓は多くの働きをしているというのがわかりました。

消化・吸収を助けたり老廃物の処理、アルコールの分解など

わかる範囲はこんな感じですが、難しい用語も多く出てきて

医学的な読み物なのでそれは仕方がないかと思います。

肝臓の病気といえばウィルス性のものが以前は多く

肝炎や肝硬変、肝がんなどウィルス性のA型やB型肝炎が進行して

なるのはネットで調べたことと同様な情報や線維化が起こることなど

本書でさらに確認できたと思いました。

以前よりも脂肪肝も肝硬変やがん化のリスクがあるということです。

新しい発見は肝臓の病気の進行度が線維化でわかる

「FIB4インデックス」という方法があり

この本で知ることができてネットで数値をいれるだけで参考にできる判定を試せました。

健康診断では肝臓の専門医でない医師に血液検査とエコーで不安をあおることしか言われませんでしたが。この判定では線維化のリスクは低いと出ました。

このFIB4インデックスも一つの目安にすぎませんが、

少し基準値の数値を超えただけで再検査や精密検査など医療費の無駄な部分も多いと感じます。

早期発見で助かる命もありますが、どの程度がベストバランスかは判断は難しいのではないでしょうか。

一般人も読書やネット検索で健康や医学、病気の知識をもつことも大切だと思います。