世界のニュースを日本人は何も知らない 谷本真由美著
世界のニュース、確かに日本語に訳されて報道されるのは
かなり限定されたり、あるいは意図的に流したり流さなかったり
あるのだろうと予想はできるのではないでしょうか。
で、そのあたりの知らないところなどを知りたいと思いこの本を
手に取りました。
この本の中で著者が日本人は知らないとしているところでも
私自身何となく知っていることもありました。
例えば中国がアフリカに対するアプローチを知らないとしているのは
報道が少なめだからなのかとは思いますが全くないわけではなく
知らないという状態ではないようにも思います。
遠いアフリカのことで日本人は実感がなく興味が薄いというのは
日本人自身もそのような認識なのだとは思います。
逆に知らないこともあり、そのあたりは読んだ価値があるとは思いました。
例えばマッキンゼーの黒いビジネスのタイトルの内容がありましたが
意外な感じがしました。
多くの国を見てきている著者であるので
いかに日本が恵まれているかを実感していて
そうだと感じる内容になっていると思います。
その一方で日本の至らないところもあり冷静に分析されているとも思います。