イタリア人の働き方 国民全員が社長の国 内田洋子他著

個人的に安定していない職業状態なのでついついこういう本に手が出ます。
 
6年も前の本なのですこし古いのですが、日本とは違ってイタリアのことなので時間の流れがゆったりと参考になることも多いのではと読みました。
 
15例ほどのレポートがあり、職人系の話が多かったように思います。
いわゆるナンバーワンよりオンリーワンであり、価値やオリジナリティで勝負しています。
それを認める土壌というか環境や人が日本よりもイタリアのほうがあるのではと思いました。
ただイタリアでも認めてもらうまで苦労もあり、劣悪な就業環境も全くないわけではありません。
 
認めてもらえるセレブというかパトロンというかそういう存在もあり、そういう顧客に恵まれていく事例も圧倒的にイタリアが多いように思いました。日本ではいいものでもなかなか認めないところがあるように思います。
 
日本でいえば江戸時代のいろんな人がいろんな商売をやってこんなものでも商売成り立つのみたいな感じが似ていたように思います。
 
タイトルは「働き方」というより「仕事となるための道の切り開き方」という感じです。