「アレルギーと腸内細菌」 藤田紘一郎著

寄生虫の研究で有名な医師の著書です。

以前からメディアでもしばしば登場されていたのでその時に

寄生虫によってアレルギーが抑えられるということをおっしゃっていました。

ただ現代の日本人は寄生虫を持っている人はほぼいないので

どうしてもアレルギーが多くの人に出てしまう傾向にあるようです。

寄生虫をはじめ不潔だからとあらゆる細菌を排除してきたことも

アレルギーを増やすことににもなっているようです。

寄生虫から出る物質がアレルギーを抑えるようで

その研究を利用して治療薬にできるかを長年尽力されたようですが

副作用があり断念されたようです。

ただ研究により食生活や生活スタイルのアドバイスなどもこの本に書かれています。

免疫力があればアレルギーになりにくく

免疫細胞の7割は腸にあり腸内を鍛えることがかかせないとのことでした。

 

 

 

徹底研究GAFA 洋泉社MOOK

20人専門家による共著となっています。

タイトルごとにそれぞれの著者が書かれていますが連続で読むとそれぞれ著者が違いますし少し読みにくい感じもしました。

内容も少し難しく感じました。

巨大になり過ぎた4社というのが実感できます。

2年前の本でアップルが不振に陥るような意見の著者がいましたが現在そうはなっていないように思います。

中国企業や政府、政治 規制 税金など複雑に絡み合った中でのこの

GAFAは強大な力を持ちながらも、そこまで影響ない部分や弱い部分などもかいまみれたように思います。このような企業でさえ未来はどうなっているかわからないということも感じました。

 

 

 

 

学びを結果に変えるアウトプット大全 樺沢紫苑著

インプットよりもアウトプットのほうが難しいと思い

この本を手にしました。

 

参考になることも多かったです。

いろんな項目、ページがあるので自分の考えとは違うところもあり。

それは人それぞれ感じるところなので。

活用できるところは活用できればと思います。

 

 

 

 

脳の強化書2 加藤俊徳著

「欲求」によって脳は維持、開発されるというような内容だったと思います。

欲求をうまくコントロールしてうまく脳を活性化させるという進化させるというか。

具体的な方法がのっていて読みやすくすぐ読み終えました。
気軽に読める本です。

「99.996%はスルー」竹内薫 丸山篤史 著

情報が氾濫しているこの世の中今の時代に
スルーすることにクローズアップして書かれています。

あとがきにもありますが「スルーするためのマニュアル書ではなく
何かヒントとするところがあれば」ということでした。

読み物としておもしろかったです。
著者のどちらかが関西人なのか関西弁で突っ込みがあります。

「仕事人生のリセットボタン」 為末大/中原淳 著

「仕事人生のリセットボタン」 
読書感想です。

ずっと同じ会社のサラリーマンを定年までという人が少なくなっていくなかで
仕事を変わる、変えるときにおけるリセットのあり方を
対談形式で進んでいます。

 為末大さんは陸上(ハードル)で有名でテレビでもおなじみの方です。
 中原さんもまだ若い准教授の先生で人材開発やリーダーシップ開発の研究をされているようです。

転職をするにしても起業するなどしても仕事を変わることは大きな勇気がいりますし、
不安になります。そういう時にこういう内容の本を参考にすると。

こだわり過ぎずに勝てる分野に進む、探すということがヒントとしてあったように感じます。

必要以上に不安にならずに前向きに考えていけるのではないかと思いました。

インド人の「力」 山下博司著

日本に来る海外旅行者も増え、何かと国際化が叫ばれていますが、
日常暮らしている日本人にはまだまだ外国人は遠い存在です。

中国人なども注目されますが、2番目に世界人口が多いインド人が気になり
本を手にとりました。

もともとインドに対してつかみどころのないイメージでしたが
読んでみると日本の違いをすごく感じます。

宗教や、言語、文化が地域でかなり違い多くあるのでインドをひとくくりでイメージするのは
難しいかもしれません。(それは中国にも言えますが)

著者は香辛料の種類が多く入ったカレーにたとえています。


個々、ばらばらでヨーロッパとはまた違う個人主義というか
スポーツでも団体競技が不向きという感じです。
しかし、団体競技クリケットは人気です。なぜ?
(ここまで協調性がなければクリケットも成立しさなそうですが・・・)

著者は比較的エリートのインド人を例に出すことも多いので
一般的な人たちはまた違うように思います。

エリートインド人達は自分勝手で協調性のないインド人をまとめる力があるようですが
日本のように協調性がないところにエリートのみがそのチームワークの大切さを理解して
取りまとめていくという発想がどのようにして生まれその力をつけていくのか不思議です。

人口が多いので突然変異的にそういった人が出るのかとも思います。
もともとのインド人の考え方や習慣では反面教師的にでも見ないとそういうごく一部のエリートだけが
団体や組織、チームワークでまとめていこうという意識は持てそうになく、
個人が一人で成功すればいいという発想になりそうなのですが。

インドという国は知らない人はいないですが実態や内容などはまだまだ日本人には知られていない存在だと感じました。