「1万円の世界地図」 佐藤拓 著

2007年に出された本なのでやや古めですが日本や自分の生活レベル、意識を再確認できました。
日本の一万円の価値がどれほどかをデータを使って解説した内容です。

経済的な面はやはり他の先進国と同様に物価も高いことは予想できました。
一時期「世界が100人の村だったら」が話題になりましたがに似たような内容ですが
書籍なのでデータがあり、より現実味があります。「世界が100人~」はそのあたりはかなりはしょられていたのでいろいろ議論されていたようです。

また、他の国が追い上げている経済力にどうやっていくかのヒントもあったようにも思います。

日本は経済的に豊かな面、精神的なゆとりがなくなっているのもデータでわかります。
たしかに定職があり経済的には安定していたがかなり仕事でイライラしていたときと、
いまアルバイト+フリーランスで経済的には不安定だが時間にゆとりがありイライラが少ない今とでは今のほうが人間らしい暮らしのような気がします。

マイナス面を加味しても日本は世界的に見てかなり恵まれた国で、この国に生まれたことは大当たりだと思います。

個人的に思うのですがの日本は人口、国土などから換算すると世界ベスト10に入れば十分で、経済大国2位はやりすぎだと思います。それが長年続いてきた。そら歪みもでます。