大英博物館ミュージアムショップ

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これも5年前のロンドン旅行のものです。
(ロンドン回顧旅行記はまたコーナーを作ろうかと思いますのであまり写真を出しすぎないようにしておこうと思います。)

デザインカテゴリーということでディスプレイデザインについて書きます。
大英博物館ミュージアムショップです。
ディスプレイデザインの仕事でもしてない限りセンスのいい人が飾り付けているのだろうと思われていますが、ある程度のきまりというか法則があります。

ディスプレイ用語でグルーピングやスペーシング、リピート構成や三角構成という言葉があります。
見やすく美しく安定した見え方に見せるディスプレイの方法です。この大英博物館ミュージアムショップの陳列デザインは見事にその基本を忠実にディスプレイされています。

またカラーバランスがすごくいいです。クリスマスカラーなのに意外にも水色を使っています。
シルバーと水色が合い、星のタペストリーともマッチしています。
このツリーはシルバー色の金属のフレームに細いリボンとシルバーのオーナメント、クリスマスカードで構成しています。かなりハイセンスだと思います。

グルーピング・・・商品をまとめてひと塊りに見せる
スペーシング・・・グルーピングされたひと塊りとひと塊りの間に効果的にスペース(空間、空き)をとる
リピート構成・・・同じものを一定間隔に配置する(ここではツリーなど)
三角構成・・・ディスプレイの真ん中を高く両サイドを低く安定感を出す
このような構成は心理的に心地よく感じうつくしいとひとは感じるのだと思います。

棚があるとどうしても隙間なく陳列してしまう傾向がありますが「見せる」ことを意識すればスペースをとらなければ視覚情報として伝わりにくいのです。逆にコンビニのような陳列は商品のパッケージの正面が必ず見えるようにして隙間なく事務的に効率よく置かれています。美しく見せる必要がなく、小さなスペースにできるだけ多くアイテム数をおき短時間でお客様が商品を選べる方法です。